基本情報技術者試験の学習・受験記録

2026/06/28

2026年6月15日に基本情報技術者試験を受験し、合格した(はず。正式な結果はまだ出ていないけどスコアだけみれば受かってる)。受験の背景・勉強方法・当日の感想を記録しておく。

なぜ受けたか

今更なぜ受験したのかというところもあるが、私自身法学部出身であることもあり、業務でインフラやアプリケーション以外のレイヤ(CPU・OS・ネットワークなど)の知識が薄く、それがインシデント対応や技術学習のボトルネックになっていると感じていた。

転職して次の職場でGoを使った並行プログラミングをすることになり、その前段としてOSを体系的に学びたいと考えた。そのための基礎固めとして、基本情報の学習が最適だと判断した。

もう一つの理由は、転職活動中という時間のある時期に、きちんとした学習習慣と方法を身につけたかったという側面もある。

勉強方法

科目Aを重点的に学習

科目Aは知識問題なので、知っているだけで点数に直結する。加えて「OSを学ぶための基礎知識を身につける」という元々の目的にも合致していたため、科目Aを優先した。

勉強の流れは以下のとおり。

  1. 動画教材か参考書でサラッとインプット
  2. 過去問道場で大量にアウトプット
  3. 間違えた問題・曖昧な知識を復習
  4. 再度アウトプット、を繰り返す

この試験を通して、学習はアウトプットが命だと改めて実感した。特に資格勉強のように「知識を定着して引き出す」という文脈では、インプットとアウトプットを繰り返すことで記憶にすり込んでいくやり方が効果的だと感じた(『最強の勉強法』でも同様のことが書かれていた)。

科目Bは最低限の対策

科目Bは日常業務でプログラムを書いている経験である程度カバーできるだろうと読み、必要最低限の対策だけにした。IPA公式のサンプル問題と過去問道場の科目B問題を一通りやる程度にとどめた。

結果

科目A:700点 / 科目B:600点(各科目600点以上で合格)

科目Bがギリギリになってしまった。もともと「業務でコードを書いているから科目Bはほぼノー勉でいける」と読んでいたが、思ったよりもうまくいかなかった。事前の勉強でも100分ちゃんと測ってやることもなかったし、コードの大部分の読み書きはAIに頼ることが多くなっていたのでその弊害かもしれない。とはいえ、高得点を取ることが目的ではなかったので合格点に達して一安心。

科目Aに関しては、うろ覚えだった箇所がそこまで多く出なかった印象で、割と安定して解けた感覚があった。

当日の感触

  • 科目A:文章をちゃんと読めば解けるタイプの問題が多かった。基本情報レベルであれば、読解力があればかなり解ける問題が多い印象。
  • 科目B:アルゴリズムの問題で苦戦した。代表的なアルゴリズムのパターン把握と、試験時間に気をつけさえすれば合格点は取れそう。擬似言語のトレースをきちんと練習しておかないと、時間内に解ける問題を選別すること自体が難しい。

振り返りと所感

科目Aに関しては同じ問題がそのまま出ることもあるので過去問演習は必須。科目Bはぶっつけ本番で「時間内に解ける問題を選ぶ」というスキルを発揮するのはギャンブルすぎる。

また試験を通じて感じたのは、基本情報レベルであれば「日本語が読める = 読解力がある」というだけで相当な範囲をカバーできるということ。AIと自然言語でやりとりする機会が増えている今、仕事で論理的な文章を読み書きする上でも、読解力を鍛えることは多くの場面でレバレッジが効く。

試験を通して断片的な知識が繋がる感覚があったので、体系的に学んでこなかった人はこの試験を受けてみるとよいと思う。

次は、もともとの目的であったOSの体系的な学習(OSTEPなど)に進む。基本情報で身につけた2進数・プロセス・メモリ管理・ファイルシステムなどの基礎知識が、そこでどう活きるかを確かめながら進めていきたい。